Happy Ever After

ごめんなさい、ごめんなさいっっ!!






「あっ……んっ……」

 クラウドは白い裸を隠さず晒し、俺の股間に跨っている。繋がっている場所からなまめかしい水音が聞こえてくる。
 項を赤く染めながら、クラウドは動きを止め、俺を覗き込んだ。

「……ほら、やり方は教えただろ? おまえも動けよ」

 クラウドに言われるがまま、俺は下から何度も突き上げた。

「アッ、アッッ……!」

 身体を仰け反らせ、クラウドは身悶えた。同時に、俺の息子がきゅっ……と締め付けられる。

 ――う、うわぁっ!

 とてつもない、愉悦。クラウドのなかに引きずり込まれそうだ……。






 クラウドを裸にして、彼が俺にしたように愛撫をすると、クラウドは身体をくねらせた。
 その姿がなまめかしくて、俺はもっと見たいとクラウドの身体を責める。
 あぁ、下半身が熱い……と思ったとき、クラウドは俺の下履きをずらし、俺自身に直に触れてきた。
 ぎょっとして止めさせようとした俺に微笑むと、クラウドは俺の手を取り、そのままクラウド自身に触れさせた。

 ――あぁ、同じようにやれっていうんだな。

 俺はクラウドがしたように、彼の一番熱い部分を弄ぶ。
 快楽に喘ぎながら、クラウドは脱がされたズボンのポケットから小瓶を取り出した。

「あれ? それ、すべすべオイル……」

 敵からアイテムをゲットするため使うすべすべオイル。
 それを俺に押しつけてクラウドは俯せになり、股を拡げて尻を突き出した。

「男を抱くとき、どこに入れるか分かるだろう?
 女と違って受け入れるための場所じゃないから、きっちりしっかり準備しなくちゃいけないんだ。
 すべすべオイルは、それに打ってつけのアイテムなのさ」

 振り返って艶然と笑い、クラウドは細かくやり方を教えてくる。
 言われたとおり掌にたっぷりすべすべオイルを塗すと、クラウドの前を愛撫しながら、教わったとおりのやり方で指をなかに入れた。

 クラウドが教えてくれたいい場所を擦ると、彼はつややかに喘いだ。同時に、前の反応も激しくなる。
 三本の指でなかをしっかり緩めたあと、クラウドは俺を見て頷く。
 ――それが、挿入の合図だった。






「アッ、ハアッ! フリ、オ……も、無理ッ……!」
「ごめ……ッ、まだ、止まらないッ……!」

 よすぎて、腰の動きが止まらない。お互い、何度突き抜けたか分からない。
 汗や体液で、身体がぐちゃぐちゃだ。――でも、情熱が、納まらない。
 結局、俺たちは夜明けまで交わり続けていた。



「ごめんなさいっ、ほんっとうに、ごめんなさいっっ!!」



 半端じゃなく疲れて、腰砕けになったクラウドに俺が謝り倒したのは、いうまでもない。


 

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