screen behind the mirror

Game-after




「あっ…、クラッ…そこッ……!」

 深夜、キングサイズのベッドで、蜜のときを過ごす。
 長い銀の髪を千々に乱し、俺の下で悶えるセフィロス。汗に濡れた背に覆いかぶさる俺を逃さぬよう、彼は俺を食らい続ける。
 今までセフィロスに抱かれることしか知らなかった俺は、彼が抱かれることにこんなに貪欲だとは思わなかった。
 宝条が記録として残していたデータディスク――それが、関係を複雑にした発端だった。プレジデント神羅や科学部門の研究員に抱かれるセフィロスは凄艶だった。
 が、俺に抱かれているセフィロスは、データディスクに勝る妖艶さを見せ付ける。
 セフィロスは媚態を醸し、積極的に俺を誘う。身体を愛撫されると、彼の抜けるような白い肌が薄紅に染まる。美しい顔が苦悶に歪められ、芳しい色香を放つ。
 身体を繋げたあとも、彼は自ら動き俺を貪る。どちらかというと、彼の腰付きに俺が引きずられている。
 これでは、どっちが攻めているのか分からず、俺はちょっと情けなかった。

「クラッ、……アアッ!」

 結局、今回もセフィロスに引っ張られる形で、俺は欲を解放した。
 息を切らし、暫らくセフィロスにもたれ休んでいると、彼は俺を振り返って笑い、自ら繋がりを放してバスルームに向かった。

 ――あぁ、今夜も第二ラウンド突入か。

 俺に抱かれたあとセフィロスがひとりで風呂場に向かうのは、立場を入れ替える――つまりセフィロスが俺を抱くという意思表示になっている。

 ――今夜も、眠れそうにないな。

 体力や持久力はセフィロスの方が上だ。ゆえに、タチの場合、俺よりセフィロスのほうが執拗で、回数をこなす。どっちにまわっても、俺が泣かされるほうだ。
 バスルームのシャワー音が止まり扉が開くと、素裸のセフィロスがバスタオルで身体を拭きながらベッドに近づいてきた。
 ぎしり、とスプリングを鳴らしベッドにあがると、セフィロスは俺を仰向けにし、唇に口づけた。

「待たせたな。――さぁ、お楽しみの続きだ」




 俺はセフィロスに肌をまさぐられるまま、恥ずかしいほど喘ぎ、身体をくねらせた。
 やはりというか、セフィロスの攻めっぷりは容赦ない。俺を貫く彼の激しさに比べると、俺の抱き方はひよっ子としかいいようがない。
 何度も突き抜けるうちに、頭が朦朧としてきて、俺は心身ともに快楽に沈んだ。

 ――だから、セフィロスの企みに、まったく気付けなかった。






 三日後の朝、セフィロスから無地で茶色の包装紙に包まれた荷物を渡された。
 その形は、正方形の板状だった。

「この荷物を、ティファ・ロックハートのもとに届けてくれないか。
 ストライフ・デリバリーサービスの社長」

 俺はセフィロスと荷物を見比べ、眉を顰めた。

「……あんたがティファに荷物?」
「正確には、おまえからだが」

 はぁ? と言いつつ宛名を見ると、俺の字体そのままの筆跡で住所などが印されていた。

「俺の字をそっくりそのまま真似して、何を企んでいるんだ?」

 セフィロスはにやりと笑い、口を開いた。

「乳女への最後通牒だ。優柔不断なおまえのことだから、あの手紙の返事をしていないのだろう?」

 得意げに言うセフィロスに、俺はげんなりする。

「……あんたって、根に持つほうだな」
「知らなかったのか?」

 笑みを湛えたまま言うセフィロス。――そんなもの、とっくの昔に知ってたよ。
 まぁ、どんな形にしろ、ティファとはちゃんと決着つけたほうがいいか。
 俺は軽く荷物を掲げ、仕事に出た。
 ――セフィロスがドス黒い笑みを浮かべていたとは知らずに。






「クラウドから、わたしに贈り物?」

 俺がセブンスヘブンに入ると、ティファは満面の笑顔で俺を迎え入れた。
 ――俺はここを捨てて出ていったんだから、正直とても居づらい。

「いや、贈り物じゃない。……この前の返事だ」

 ティファが珈琲を勧めてきたが、俺は丁重に断る。
 苦笑すると、ティファはカウンターから出てきて、俺の腕を取った。

「物に託さなくても、直接言ってくれればいいのに……。
 ねぇ、クラウド。……帰ってくる決心はついた?」

 言いながら、ティファは俺にもたれかかってくる。――見事なバストが、俺の腕に密着してくる。
 女独特の柔らかな感触。他の男ならそれだけでいちころだろう。が、俺は興味を持てなかった。

「それも、返事に書いてあるから。
 まだ配達の途中なんだ、もう行く」
「あっ、クラウドっ……!」

 ティファを振り払い、俺はセブンスヘブンを飛び出してフェンリルに跨った。






「ふぅ……今日の配達は、あと二件か」

 ハイウェイの隅にフェンリルを停めると、トランクを開けて俺は荷物を確認する。
 ふとエプロンに入れてある携帯に目が留まる。留守電ありを示すランプが、点灯していた。

 ――そういえば、二時間ほど前に電話が掛かっていたな。

 俺は携帯を取り出し、留守電を再生する。
 ――電話は、ティファからだった。


『わたし、ティファ。
 ……クラウド、見損なったよ。
 あなたはセフィロスに無理矢理犯されてるだけで、本当はまともなひとだと思ってた。
 ……まさか、あなたがセフィロスを抱いていたなんて。わたしを抱くときより、クラウド興奮してたね。
 それに、セフィロスに抱かれて、本気でよがってるなんて……変態みたいだった。
 クラウドが真性の同性愛者だなんて、知らなかった。気持ち悪いよ。わたし、そんなひとと知り合いでいたくない。
 わたしも連絡しないから、クラウドもわたしのまえに顔を出さないで』


 激しい口調で罵るだけ罵られて、一方的に電話は切られた。俺の頭は真っ白になり、暫らく機能しなかった。
 一時間ほど佇んでいたんだろうか。ようやく思考回路が働きだす。
 俺がセブンスヘブンに顔を出したとき、ティファは未練たらたらだった。が、この変わりよう。
 そういえば、セフィロスが最後通牒だと言っていた……。


「……セフィロス、ティファに何を渡したんだ……?」






 急ぎ仕事を片付けカームの家に帰った俺を待ち受けていたのは、リビングのテレビでアダルトビデオを見ながら、ソファにもたれ悠然と珈琲を啜るセフィロスの姿だった。
 いや……アダルトビデオではなく……

「早かったな、クラウド。仕事はもう終わったのか?」

 妙に清々しい表情のセフィロスが俺を振り返る。
 が、俺はセフィロスなどそっちのけで、テレビを食い入るように見ていた。


『ああんっ、セフィ……! も、無理っ……!』


 テレビの画面上で喘いでいるのは、AV女優などではなく、俺自身だった。それも、データディスクの少年兵ではなく、現在の俺……俺?!
 勿論、絡んでいるのは今のセフィロスで……えぇと…………
 ――ええぇぇぇぇ?!

「セフィロスッ、あんた、なんでこんなもの……!!」

 ひととのセックスを隠し撮りして、変態かコイツは!
 が、俺の怒りを無視し、セフィロスは凄まじいほど真っ黒な笑みを浮かべ、リモコンを操作した。

「これは三日前の夜に、陰湿な乳女への報復と嫌がらせのため撮ったものだ」

 そう言い、セフィロスはディスクを始めから再生する。


『あぁ……いいぞ、クラウド……。もっと、もっと乳首を舐めてくれ……』


 テレビのなかで裸のセフィロスと重なり合い、肌に舌を這わせている俺……間違いない、これは三日前の情事の始まりの行いだ。
 凝り性なのか、ティファに具体的に分からせるためか、丁寧にも数点録画カメラを配置し、視点の切り替えや局部ズームなどコンピュータで加工してある。
 プレジデントのカメラ画像より、よほどAVくさい。
 ――というか、セフィロス、嫌がらせにしては凝り過ぎなんじゃないか?

「ふぅん……ティファが俺を変態扱いした理由が分かったよ」

 そういって、俺は自分の携帯をセフィロスに投げ付ける。軽がると手で受けとめたセフィロスは、留守電を再生しほくそ笑んだ。

「あんた、ティファにこの動画の入ったデータディスクを渡したんだな」
「ククク……あの女も、オレたちの間に入る隙などないと分かっただろう」
「ティファは同性愛に理解のない普通の女だからな。気持ち悪いとまで言われたよ。
 お陰さまで、俺の面子は丸潰れだ」

 言いつつ、俺の機嫌は氷点まで落ちていく。
 それを知らず、セフィロスはご満悦だ。
 俺は座った目でちらりとセフィロスを見る。


「……セフィロス。金輪際あんたとは寝ない」


 冷え冷えした俺の声に、セフィロスは我に返ったらしい。
 俺が合体剣を担ぎ、家をでようとすると、セフィロスは焦って立ち上がった。

「どこに行く!?」

 ゆっくり振り返り、俺は微笑する。俺の笑顔を見て、セフィロスは引き攣った。

「あんたの居ないところ」

 そう言って出ていった俺の背中を見て、セフィロスは途方に暮れていた。






 俺は星痕が生じたときと同じく、伍番街スラムの教会で暫らく寝泊りした。
 ある晩、ティファに内緒でデンゼルが様子を見に来た。

「クラウド、まだ帰らないの?」

 俺の隣に座り、デンゼルがセブンスヘブンからくすねてきた食料を渡してくる。

「……まだ、帰る気はない」
「クラウド、頑固だね。
 セフィロスさん、ちょっと可哀相」

 首の後ろで手を組み、デンゼルは伸びをする。

「デンゼル、おまえセフィロスの肩を持つのか?」

 不機嫌に言う俺に、デンゼルはちらり、と俺を見る。――子供のくせに、どうしようもない大人を見るような目をする。

「だってさ、セフィロスさんが不可能を可能にして甦ったのって、誰のせいなんだろ。
 誰かのために、積もりに積もった恨みを忘れてくれたんでしょ。
 その気持ちを、クラウドは無視するの?」

 デンゼルの的確な指摘に、俺はうっと詰まる。
 が、俺はまだ引き下がれない。

「だが、セフィロスはティファとの過去を……」
「クラウド、自分の知らない間に好きなひとを奪われたら、誰だって不安にならないかな。
 ティファはいまもクラウドのこと好きだし、クラウドは優柔不断だもん。
 あのセフィロスさんでも、どうしようもない気持ちになるんじゃないかな」

 子供のくせに、大人のようなことを言うな。
 デンゼルが大人になったのを喜ぶべきか、ませた口をきくようになったのを悲しむべきか……。

「クラウド、セフィロスさんにちゃんと言ってあげた?」

 俺の顔を覗き込み、デンゼルが尋ねてくる。

「何を」
「『ティファのことは何とも思っていない。今の俺はあんただけ』って」

 俺は目を見開く。
 ティファとの関係を知られたあと、俺はセフィロスを安心させるようなことを、言ったっけ……?
 俺は勢い良く立ち上がり、デンゼルを置いて教会の出口に向かった。


「世話が焼けますよね、ふたりとも。
 そうですよね、ザックスさん、エアリスさん」


 デンゼルは教会に満たされた癒しの水と、寄り添うように安置されたバスターソードに語り掛けた。






 俺がカームの家に帰ったとき、部屋の明かりは完全に落ちていた。
 ――まさか、セフィロスはどこかに行ったのか!?
 そう思ったが、ソファのうえでみじろぐ気配を感じ、俺はほっとする。

「……誰だ?」

 あぁ、久しぶりに聞いた、愛しい声。低くて艶やかで、俺を安心させる声。
 俺は声の主に駆け寄り、抱き付いた。

「クラウド……?」

 心細げな声音に、俺は泣きそうになった。

「ごめん……あんたを不安にさせて。
 ティファとの関係を知られたとき、俺言い訳するのに必死だった。
 ……あんたの気持ち、考えてなかった」

 暗闇のなかでセフィロスの頬をまさぐると、涙の跡があった。俺は堪らず彼の頬に口づける。

「あの頃の俺……あんたがいなくて、寂しかったんだ。
 あんただってライフストリームのなかで寂しかったはずなのに、俺ってずるいよな……。
 俺、ティファと関係したときだって、今だって、あんたのことしか考えてないんだ。
 あんたしか……欲しくないんだ……」

 そして、俺は自分からセフィロスに接吻した。少し開いたセフィロスの唇から舌を潜り込ませ、彼の舌に舌を絡ませた。
 返される濃厚なキス。俺の存在を確かめるために擦られる背中。
 こんなに大好きな温もりなのに、何で俺は背を向けたんだろう。――そうか、俺がバカだからなんだな。
 唇を離してセフィロスから出た言葉は、とても切なかった。

「クラウド……もう、どこにも行かないか?」

 縋るような言葉に、俺は頷く。

「もう、どこにも行かない……ずっと、あんたの傍に……」
「そうか……」

 闇のなか、体温だけで互いを確かめるのも、胸にくるものがある。が、やはり明かりの下で愛するひとを見たい。
 俺は手探りでライトのリモコンを手に取り、照明を点けた。

「セフィロス……」

 久しぶりに見たセフィロスは、悲しいほどやつれていた。
 が、驚いたのは、彼がパンツのジッパーを下ろしたままだったことだ。
 俺の戸惑いに気付き、セフィロスは苦笑いする。

「……寂しくなり、切なくなると、これを見て自分を慰めていた」

 セフィロスはテレビとプレイヤーの電源を入れ、ビデオを再生させる。
 ――そこには、セフィロスに抱かれ、幸せそうに喘いでいる一週間前の俺がいた。

「テレビのなかのおまえを見て寂しさを紛らわそうとしたが、余計に寂しくなるだけだった。
 そう思ったら、どうでもよくなった」

 哀しげに笑うセフィロスを抱き締め、俺は涙を流した。

「ごめん……本当にごめん……もう、どこにも行かないから。
 俺も、あんただけなんだ……あんたがいないと、生きるのが辛かったんだ。
 だからといって、近くにある温もりに縋りついていいわけなかった。
 ……俺は、あんたを裏切った」

 俺はセフィロスの額や目尻にキスしながら、切々と訴える。
 セフィロスは俺が着ているニットのジッパーを下ろし、直に肌に触れてくる。

「おまえに寂しい思いをさせたのは、オレだ。
 オレがニブルへイムで真実を知り豹変しなければ、おまえをひとり残しはしなかった。
 死ぬ者より生き残る者のほうが辛いのは、当たり前のことだろう?
 おまえが新しい恋を見つけ幸せになったとしても、死んだオレが責める資格はないんだ。
 生きるとは……死んだ者を記憶の彼方に封じることでもあるのだから」
「セフィロス……」

 ライフストリームにいるあんたと地上にいる俺の間に横たわっていたのは、生きている者と死んでいる者の交われない悲しさだったんだ。
 ずっとあんたを忘れず想い続けるとこころに誓ったときから、寂しさ、哀しさが俺を縛り付けた。
 誰かの温もりを借りても、寂しさや哀しさは降り積もるばかりだった。
 ――だから、今この時が奇跡で、愛しいんだ。
 ベッドのうえでセフィロスの身体を愛撫しながら、俺は耳元に囁いた。

「あの動画……消さずに残しておこう。
 死を乗り越えて甦ったあんたと俺の愛の記録だから」

 快楽に歪められた顔で、セフィロスは頷く。

「……今は、おまえの身体を、この身に感じさせてくれ」

 そういって口づけてくるセフィロスの肢体を、俺は全身で愛した。
 セフィロスは今夜も貪欲だ。俺の四肢に脚を絡めて感じやすくしたあと、自由自在に揺り動かしてくる。その様は切羽詰まっている風情があった。

 ――いいよ、その身体で、俺を一杯感じて。
 そして、俺の身体をあんたで埋め尽くして。

 俺は銀の髪を振り乱し、いつもより激しく惑乱するセフィロスのなかで果てる。
 いつもはシャワーを浴びてなかの始末をするセフィロスだが、求める気持ちが強かったのか、今夜は風呂場に行くことなく、早々に俺の身体を自分の下に入れ替えた。
 セフィロスは性急な手つきで、俺の肌を確かめる。いつもより敏感な肉体に、俺もセフィロスが欲しくて堪らなかったんだと感じた。
 俺もセフィロスに倣って動いてみる。彼が切なげに呻いたのを聞き、もっと彼を欲しくなった。
 喜びも、悲しみも、怒りも、涙も、悦楽も、すべて分け合える今が素晴らしいと、絶頂に震えながら俺は感じていた。






「クーラウドッ! ティファから手紙を預かってきたよ」

 俺の休暇日、デンゼルとマリンが家に遊びに来、マリンが俺に封書を差し出した。
 セフィロスの眉が、ぴくりと動く。

「ち…いや、ティファから手紙?」

 途中で言い換えたセフィロスに、デンゼルがにやにやする。
 俺は封を切り、便箋を取り出して内容を読んだ。



『クラウド、この前は酷いことを言ってごめんなさい。
 わたし、本当は知ってたの。あなたが絶対に帰ってこないこと。マリンやデンゼルからあなたたちの様子を聞いていたもの。
 それでも、好きだから、諦めきれなかった。わたしは女だから、男であるセフィロスより有利だと思ってた。
 ……わたし、あなたたちに嫉妬してたんだよね。
 でも、データディスクを見て、現実を突き付けられた。愛し合っているあなたたち、とても幸せそうで、互いに満たしあっていた。
 ……わたしが相手のとき、クラウドはいつも遠い目をしていた。始めから、あなたのこころはわたしになかったんだね。
 諦めが悪いのは格好悪いから、あなたのことすっぱり諦める。
 そして、あなたよりいいひと見つけるからね。


PS:今度ふたりでセブンスへブンに遊びに来てね』



 そうか、ティファも前を向く決意をしたのか。納得したあと、俺は彼女の手紙をセフィロスに渡す。
 少し躊躇したあと、渋々という素振りでセフィロスは手紙を読み始める。最後まで目を通したあと、ふぅっ、とセフィロスは息を吐いた。

「……気が向いたら、行ってもいいだろう」

 どこまでも素直でないセフィロスに、ついにデンゼルが噴いた。
 片眉を上げると、セフィロスはデンゼルの襟を引っ張り扉に向かう。
 俺は合体剣を分解してファースト剣だけ取り出すと、デンゼルに握らせた。



「くそ生意気なガキは、正宗で叩きのめしてやる」
「俺だってクラウド直々に剣の手解きを受けたんだ!
 あんたには負けないからなぁっ!」



 ふたりとも輝く笑顔で剣を打ち合う。
 奇跡の生があるから、新たな奇跡が生まれる。


 俺たちの未来は、これからも明るい。







end









*あとがき*


 最後までお読みいただき、ありがとうございます。


 この話は「Game」の続きになります。
 上の話を書き終えた一日後、

「そういや……ティファとケリつけてなかったな……(汗)」

 と気付き、新しく続きを書きました。


 この前の話ではセフィロスがクラウドをシメただけで話を終わらせてしまったので、クラウドの優柔不断さや卑怯さ、セフィロスが抱いた不安や哀しみという問題を放り出したままにしていました。
 なので、その部分も消化しました。


 前回は言われっぱなしだったティファも、今回はガツンと言いまくっていたし。……言っていた内容に、問題ありですが(汗)。
 ティファはヘテロセクシャル以外は異端と思っている、ごく普通の女性として書いています。だから、あんな差別発言が出てきました(汗)。
 それでも、最後は和解という形で終わらせました。



 ぶっ続けでクラセフィを書きましたが、ことの描写がジェネセフィと被らないか確認したいので、今度はジェネセフィ書いてみます。
 

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